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九州大学
九州大学、総合科学研究機構(CROSS)、茨城大学の研究グループは2013年2月6日、常温常圧で水素から電子を取り出す、新しいニッケル-鉄触媒を開発したと発表した。安価な鉄を使用しており、高価な白金を使用しない燃料電池の開発が期待できる。
従来、燃料電池の触媒には白金(5000円/g)やルテニウム(240円/g)など高価な貴金属を使用していたが、今回、自然界に存在する水素活性化酵素「ニッケル-鉄ヒドロナーゼ」をモデルとして、安価な鉄(0.06円/g)を使用した人工触媒を開発した。
研究成果により安価な燃料電池の開発が可能となり、水素エネルギー利用技術の発展が期待できるとしている。 関連のJFS記事:
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